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読書
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2009.09.21 Monday 14:17本を読むのが好きです。
ジャンルに拘りはないのですが、一番多く読むのは小説でしょうか。
退屈な日々が続くとき、忙しさに追われ余裕を失いかけているとき、良い出来事があり気分が高揚しているとき、その時々の気持ちのありようで、小説を選びます。
気に入った本は時間を置いて何度も読み返すため、捨てるわけにもいかず、結果、本棚に収まりきらないものは段ボール箱に詰めて保管するということになります。
気分屋の性格のまま、整理するでもなく乱暴に詰め込んでおり、いざ探し物があるときには大変な苦労を強いられます。
真夜中に、あれは確かみかんの箱だった、いや待て、宅配便の箱だったか? そうそう、みかんの箱はもうひとつあったはず、などと掘り返し、途中、すっかり記憶から消えていた懐かしい本を発掘し、本来の目的を忘れ、しばし読み耽るというお約束の儀式を経て、やっと目当ての本に巡り合えたときには、空が明るくなりはじめていたりすることもしばしば。
三日前、そうした苦労の末、感動の再会を果たしたのがこちら。
池波正太郎 『剣客商売』
十数年前に初めて読み、以来、時折読み返すお気に入りのシリーズです。
藤田まこと主演のテレビドラマも放映されていたので、ご存知の方も多いと思いますが、内容を簡単に説明するとこうです。
十代将軍家治治世下の江戸を舞台に、 剣術遣い、秋山小兵衛、大治郎親子がやたらと事件に遭遇(首を突っ込む?)し、兎に角、全部解決してしまうという話。
簡単過ぎるというお叱りがあるかも知れませんが、そういう方は是非読んで下さい。
なるほどその通りと、ご納得いただけるはずです。
馬鹿にしているのではありません。
この『剣客商売』、話の展開は上に書いた通りなのですが、この繰り返しの中で、移りゆく江戸の四季、季節を経る毎に成長し、また、老いてゆく登場人物の姿が絶妙な文体で描かれており、読み進むほどに、まるで親しい友人達の姿を見ているような不思議な錯覚を覚えるようになるのです。
おお、池波正太郎恐るべし。
番外編を含む全19巻。長編もありますが、基本、短編の連作なので、あまり気負わず読めるはずです。但し、途中で止められなくなっても責任は負いかねますが。
秋の夜長にいかがですか?
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